ボダだけどACとか毒親の話は苦手

私も毒親本とか知らないうちは環境のせいだと思ったことがあったけど、私より過酷な生育環境で精神やんでない人に出逢ってからその考えは棄てた。

毒親関連本も後から読んでみたけど、どうにかしたいのは今だから。過去の原因論解説は要らないし救われない。余計にむなしいだけ。一定数に効果がある治療法がのってるわけでもない。

主治医ではないある精神科の先生のコラムや最新の境界例本には遺伝的脆弱性があってはじめて環境要因が発揮されると書いてあるし。遺伝的に問題ない人は不幸な生育環境で育ってもあまり関係ないとすっぱりすっきり。

脳の前頭前野の働きが悪くて扁桃体が過活動で感情コントロールがうまくいかない、共感性が少ないと自分に責任があるように説明されてる方が納得がいく
(遺伝だから直さなくていいとも思ってないが)
前頭前野は色々な方法で鍛えられるみたいだし。

遺伝的な脆弱性があるのに何で現代まで生き残ってんのかの解釈は難しい本を読んで「よく泣く赤ん坊ほど人の気を引くため飢饉の時に生き残り易い、不安が強い人ほどマンモス狩りに慎重になるため生き残り易い、不安が強いほど性交回数が増える」とか書いてあって、残念な気持ちになった。脆弱性があるから生き残れたけど、現代では脆弱性が仇となるということなのか。

たぶん遺伝子は生き残るかが重要で、その個体の幸せは保証しない。幸せになるかはその個体の頑張り次第ってとこなんだろうなあ。