BPD境界例関連のためになった本

私にはやっぱりこの本が合った
「パートナー間のこじれた関係を修復する11のステップ DBT(弁証法行動療法)で身につける感情コントロール・対人関係スキル/明石書店」タイトルが胡散臭いのが欠点だけど 

弁証法行動療法をカップル向けにアレンジしたもので、マインドフルネスと承認がメインになってくる。この本のマインドフルネスには気づきという視点切換が入ってくるが、スピリチュアルとか根拠がない胡散臭いものでなく、正統派心理療法。

細かいエクササイズがいくつも載っていてやらないといけないんだけど、確実に効果がある。

読むだけでも気持ちが変わる心が動く本だった(私には)。もちろん相手に強制して読ませたりしてなく独りで淡々とやっていたが、凄く効果があった。

もう一つ欠点がある。大切なパートナーがいない人には適用しないことと、カップル以外の人間関係にも適用可能だけれど、既に相手に憎しみしかない人はこの本の内容に拒絶反応を起こすかもしれない。

BPD(境界例)や神経症で大切な人がいる人には役に立つと思う。自分の病を治すだけだといまいち挫折しやすくても相手との関係をより良いものにしてくためなら続けやすい。

そして認知行動療法とは違ったやり方で視点切り替えをするので、一度自分の感情を否定する作業がないから、重症うつの人にも、本が読めれば使えると思う。

私の彼は違うけど、BPDカップルは境界女と自己愛男の組み合わせが多いので自覚があって治したい自己愛性の人にもいいかもしれない。

「相手はあなたの愛する人です」って文がしょっちゅう出てくるので、この文を読んでダメな人は買わない方がいいかもしれない。