通院日だった/おじいちゃん先生との思い出

精神科へ通院日だった。が、それとは全く関係ない

私は他にかかりつけ内科医の先生がいたんだが、先生は70代越えていて最近病院を閉じることに。
乳児時代公立病院でも原因が分からない発熱を治してくれたのが内科医のおじいちゃん先生
【私からすると祖父世代なので】

再度8歳くらいで、元気がなく親に連れられ受診した時に、私は何も話せなかったのだが、おじいちゃん先生(当時50代)は、ジーッと私の目をみて(2分くらい)
私が手に持って離さない待合室にあった製薬会社のゾン太くんのぬいぐるみに注目し
おじいちゃん先生『それが好きなの?それがあれば元気になれるかな?』
私 少し嬉しそうに無言でうなずく

という、やりとりがあった。子供騙しといえばそれまでかもしれない。
でも、そこには私が未だに持てない安心感が一時的にあった。患者のことを観察して理解ろうとする姿勢と、おじいちゃん先生の診察室では穏やかな【診察室以外でも穏やかかもしれないが】人格のなせる術と思った。もしかしたらその場で適当な対応を取ったのかもしれないが、患者の心が動いたんだから結果オーライ。

おじいちゃん先生が医師を引退する前に、元気な姿で診察室に顔を見せたかったなぁ【病院に元気な姿って矛盾してるけど】